[用法]しなう・[用法]たわむ——「撓」の字が
共通して当てられるように、「枝がしなう(たわむ)ほど実がなっている」など、ゆるやかに弧を描く意では相通じて用いられる。◇「しなう」は
弾力があって
復元し易い
状態をいい、「よくしなうからだ」「むちをしなわせて脅 (おど) かす」などと用いる。◇「たわむ」は重さや力に耐えられなくて曲がっている
状態をいう。「本の重みで床がたわむ」また、「たわむことなく我が道を行く」のように、
気力がおとろえるの意で使うことがある。この意は「しなう」にはない。