出典:青空文庫
・・・当なる形式はいわゆるエッセーまた随筆の類であろうと思われる。 ・・・ 寺田寅彦「科学と文学」
・・・日常的に論じた彼の『エッセー』の中には、時に大げさな体系的哲学以上の・・・ 西田幾多郎「フランス哲学についての感想」
出典:gooニュース
<朝晴れエッセー>1歳と81歳
私は2月に81歳になった。数日後に知人の娘さんが1歳のお誕生日を迎えることを知った。そして私はおかしな発想をした。2人は80歳も年齢が違うのに、未知の一年を歩くことは同じではないかと思ったのである。2人ともうれしい時には声に出して笑う。おなかがすいた時には泣くし、私は泣かないまでもコーヒーをいれる。歩き疲れた時はおんぶをせがみ、私は喫茶店に入ったりする。スーパーに行けば私はまず自分
春風亭昇羊 自費出版エッセー「ひつじ旅 落語家欧州紀行」が増刷 師匠の昇太も太鼓判「面白い!!」
こうしたことを書いておきたくてエッセーにしました」。本を出すことが夢の一つでもあったため、自費出版で500部を用意した。 落語界でも独特の視点が面白いと評価されている昇羊。
<朝晴れエッセー>信州のDNA
私の故郷は信州である。中央アルプスと南アルプスに挟まれた地で、「今朝は西駒がきれい」が母の「おはよう」で、「北岳が夕陽で真っ赤」が私の「ただいま」だったりした。そんな慣れ親しんだ山並みに、高校時代の私は閉塞感を抱く。今思えば、将来への不安に揺れ動く気持ちの反映だった。進学のために上京して広い東京で解放感に浸ると、故郷がなおさら疎ましくなった。ある時、友人たちと新宿御苑
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