じょうこしゃそ【城狐社鼠】
君主や権力者のかげに隠れて、悪事を働く者のたとえ。城や社という安全なところに巣くって、悪さをするきつねやねずみの意から。▽「城狐」は城に棲すむきつね。「社」は土地神を祭るやしろ。「社鼠城狐しゃそじょうこ」ともいう。
せいてんはくじつ【青天白日】
よく晴れわたった青空と日の光。転じて、潔白で後ろ暗いことのないことのたとえ。また、無実であることが明らかになること。▽「白日」は輝いて白い太陽のこと。「白日青天はくじつせいてん」ともいう。
せいれんけっぱく【清廉潔白】
心が清くて私欲がなく、後ろ暗いことのまったくないさま。▽「廉」は私欲がなく、けじめがついているさま。「潔白」は心や行いがきれいで正しく、やましいところがないさま。
ぜんにゅうかきょう【漸入佳境】
話や状況などがだんだん興味深い部分にさしかかってくること。▽「漸入」はだんだんその段階に入っていくこと。「佳境」はよい境地、最も興味深くおもしろいところ。一般に「漸ようやく佳境かきょうに入いる」と訓読を用いる。
そうごほかん【相互補完】
お互いに足りないところや弱いところを補って、助け合うこと。
たいしつかいぜん【体質改善】
からだの性質の悪いところを改めて、よくすること。また、企業・組織などが抱えている欠陥や問題点などを取り除き、健全な状態に改めること。
まこそうよう【麻姑掻痒】
物事が思いどおりになること。もとは、かゆいところに手が届くこと。▽「麻姑」は中国伝説上の仙女の名。鳥のような長い爪つめをもっているので、かゆいところをかくのに適しているといわれた。「掻痒」はかゆいところをかくこと。背中をかくための孫の手は「麻姑」の手からきている。「痒」は「癢」とも書く。
めいめいはくはく【明明白白】
非常にはっきりしているさま。はっきりとして疑わしいところが全くないさま。▽「明白」のそれぞれの語を重ねて、意味を強めた表現。