えんぼくきゅうぎょ【縁木求魚】
木によじ登って魚をとろうとする意から、方法が間違っているために目的を達するのがむずかしいこと。また、やろうとしても絶対に不可能なこと。むりな望みのたとえ。
かふくきゅうぼく【禍福糾纆】
災いと幸せは、より合わせた縄のように互い違いにやって来て、変転がきわまりないということ。
しゃくきんぼうえん【釈近謀遠】
身近なところや今をおろそかにして、いたずらに遠いところや、はるか将来のことばかり考えること。実際的なことを考えず、迂遠うえんなことをするたとえ。また、身近なところや今を、よく考えるべきであるという戒めの語。▽「釈」は捨てる意。一般に「近ちかきを釈すてて遠とおきを謀はかる」と訓読を用いる。
じゃくにくきょうしょく【弱肉強食】
弱い者が強い者のえじきになること。強い者が弱い者を思うままに滅ぼして、繁栄すること。▽「強食弱肉きょうしょくじゃくにく」ともいう。
せいこうしゅくきん【性行淑均】
性質や行為が善良で片寄っていないさま。性質がひねくれておらず、行動も片寄りのないこと。▽「性行」は性質と行動、「淑均」はしとやかで公平なこと。
とかくきもう【兎角亀毛】
⇒ きもうとかく(亀毛兎角)
とんとくきょせい【敦篤虚静】
他人に対しては真心が厚く、名誉や利益に関しては恬淡てんたんとしていること。
なんきつほくき【南橘北枳】
人間は住む環境によって、よくなったり悪くなったりするということ。▽中国江南こうなんで産する橘たちばなはたいへんな美味であるが、淮水わいすい以北に植えると橘は枳からたちとなり、味が全く異なってしまう。環境が変われば性質も変わってしまう、という意。
はくちゅうしゅくき【伯仲叔季】
兄弟の順序の呼び名。年長の順に伯、仲、叔と呼び、末弟を季という。
はっさくきゅうきゅう【八索九丘】
古書の名。▽「八索」は八卦はっかを、「九丘」は地理を記すといわれるが、現在は伝わっていない。ともに中国古代の書物の名。