じんしょうてきく【尋章摘句】
つまらない些細ささいなことばかりにこだわって、広く全体を見通した、ものの見方ができないたとえ。▽「尋章」は文の一節のことを考えること。「摘句」は句を取り出す、重要な句を選び出すこと。文章や詩の一章一句の細かな部分に気をとられ、全体の意味や趣旨が理解できないという意から。「章しょうを尋たずね句くを摘つむ」と訓読する。
じんしんいっしん【人心一新】
人々の心を全く新しくすること。▽「人心」は多くの人々の心。民心。「一新」は古いことを全く改めて新たにすること。すっかり新しくする意。「人心を一新する」と表現されることが多い。
じんしんきょうきょう【人心洶洶】
世間の人々が懼おそれ怯おびえているさま。多くの人が内心で動揺していて、不穏なこと。
じんしんこうげき【人身攻撃】
正当な議論から外れて、相手の私生活上の行動や、個人的な思想・性格を取り上げて、非難すること。
じんしんしゅうらん【人心収攬】
人々の心をうまくとらえてまとめること。また、人々の信頼をかちえること。▽「人心」は多くの人々の心。「収攬」は集めてつかむ、にぎること。
じんじふせい【人事不省】
まったく知覚や意識を失うこと。重病や重傷などで意識不明になり、昏睡こんすい状態になること。▽「人事」はここでは、人のなしうることの意。「不省」はわきまえない、かえりみない意。
じんじょういちよう【尋常一様】
ごくあたりまえで、格別に他と変わらないさま。普通と異なることのないさま。▽「尋常」は普通・あたりまえ。「一様」は行動・状態などが同じさま。
じんじょうさはん【尋常茶飯】
[名・形動]《ふだん、飲み食いしている物の意から》少しも珍しくないこと。また、そのさま。ありきたり。日常茶飯。「—な(の)出来事」
じんせいこうろ【人生行路】
人がこの世に生きて行く道。人間の生活。世渡り。▽「人生」は人の一生・生涯。「行路」は世に処する道、世渡りの道。困難や苦難の人生を旅にたとえたもの。
じんせいてつがく【人生哲学】
人生に関する哲学。人生についての教訓や、人生観のこともさす。