こうせいふき【曠世不羈】
国や人などを長い間服従させることができなかったこと。また、長い間拘束することはできないこと。
こうだんゆうべん【高談雄弁】
大いに談論すること。盛んに議論すること。「高談」は意気盛んな談論。また、あたりかまわず存分に話すこと。
こうちゅうのしおう【口中雌黄】
一度口にしたことば、発表した文章の表現などに誤りや不適切なところがあれば、すぐに訂正することのたとえ。転じて、口からでまかせを言って、真相をおおい隠すこと。
こうてんとだ【向天吐唾】
人に害を与えようとすると、逆に自分がその害を受けることになることのたとえ。
こうとうせつじ【交頭接耳】
ひそひそ話をすること。内緒話のこと。▽「交頭」は頭を近づける、頭を寄せ合う意。「接耳」は口を耳に近づけて話すこと。「頭あたまを交まじえ耳みみを接せっす」と訓読する。
こうとさんくつ【狡兎三窟】
人が身の安全のために、たくさんの避難場所やさまざまな策を用意するたとえ。難を逃れるのに巧みなたとえ。また、ずる賢い者は用心深く、抜かりなく困難から逃れる手段を用意しているたとえ。すばしこいうさぎは三つの隠れ穴をもって危険から身を守る意から。▽「狡」はすばしこいこと。また、悪賢いこと。「窟」は穴。
こうどうきちにち【黄道吉日】
すべてのことをするのによい日。日柄のよい日。星占いの説で、青竜・明堂など六辰りくしん(六つの星で吉の神)が当たる日をいい、何をするにも吉であるとされる。わが国の陰陽道おんようどうでもいう。▽「黄道」は地球から見て、太陽が運行するように見える軌道。「吉日」は「きちじつ」「きつじつ」「きつにち」とも読む。略して「黄道日こうどうじつ」ともいう。
こうどうはんけい【行動半径】
車・船・飛行機などが、燃料の補給なしで往復できる、片道の距離。航続距離の二分の一を半径とする円のこと。転じて、人が行動する範囲。
こうひょうさくさく【好評嘖嘖】
非常に評判のよいさま。▽「嘖嘖」は口々にうわさするさま。評判するさま。
こうぼういっせん【光芒一閃】
光がぴかっと一瞬光るように、事が急激に、また瞬時に変化する形容。▽「光芒」はきらきらする光。光の穂先の意。「一閃」は一瞬ぴかっと光ること。「閃」はきらめく、ぴかっと光る意。