せきしゅくうけん【赤手空拳】
手には何の武器も持たないで立ち向かうこと。また、助けを何も借りずに、独力で物事を行うこと。▽「赤手」は手に何も持たないこと、「空拳」は拳こぶしだけで武器を持たないこと。
せきしんじんたい【尺進尋退】
1尺進んで、1尋(ひろ)退くこと。得るところが少なく、失うものの多いことのたとえ。寸進尺退。
せきじつるいきゅう【積日累久】
役人などが年功を積むこと。また、日数を重ねること。▽「積日」は多くの日数を経ること。多くの日数の意。「累」はかさねる意。中国前漢の董仲舒とうちゅうじょが官吏の昇格について、「現在は昔のようにその才能によらず、年功だけで昇格させているから人材が育たない」と武帝に上申した中で用いた語から。
せきすんのこう【尺寸之功】
ほんのわずかの功績のこと。とるにたらない武勲や手柄。
せきぜんのよけい【積善余慶】
善をなせば、見かえりとしてよい事が必ずあるということ。善行を積んだ家には、子孫の代にまで及ぶ幸福が必ず訪れるという意味。
せきたんすんちょう【尺短寸長】
人や物は、それぞれ長所と短所があって、時と場合で評価も変わるということ。また、何においても完璧かんぺきなものなどないということ。一尺の長さは、短いと感じる時もあり、長いと感じる時もあるという意味から。
せきにんてんか【責任転嫁】
自分が引き受けなければならない任務・責務を、他になすりつけること。▽「転嫁」は再度の嫁入りの意から転じて、ほかに移すこと。
せきはてんきょう【石破天驚】
音楽・詩文・出来事などが、人を驚かすほど奇抜で巧みなことの形容。石が破れ、天が驚くほど巧妙であるという意から。
せきりせいき【隻履西帰】
達磨だるまが片方の草履を手に持って、西方の国に帰ったという故事。▽「隻履」は一対あるうちの一方の草履の意。「隻履せきり西にしに帰かえる」と訓読する。
せだいこうたい【世代交代】
若い年齢の層が、年配の世代に取って代わること。組織や集団で、人事が刷新されて、若い年齢層が台頭すること。