あんしんりつめい【安心立命】
心を安らかにして身を天命にまかせ、どんなときにも動揺しないこと。人力のすべてを尽くして身を天命にまかせ、いかなるときも他のものに心を動かさないこと。▽初め儒学の語であった。仏教語では「あんじんりゅうめい」「あんじんりゅうみょう」と読む。「心」は「身」とも書く。また「立命安心りつめいあんしん」ともいう。
かっこふばつ【確固不抜】
意志や精神などがしっかりとしていて動じないさま。また、固く定まって変えることができないさま。▽「確乎」はしっかりとしたさま。「不抜」は移せない、動かせない意。「乎」は「固」とも書く。
しんしょくじじゃく【神色自若】
大事にあっても顔色一つ変えず、平然と落ち着いている様子。物事に動揺しないさま。▽「神色」は精神(心)と顔色、「自若」は物事にあわてず落ち着いているさま。
じんしゃらくざん【仁者楽山】
仁徳の備わった人は、欲に動かされず心が穏やかでゆったりとしているので、おのずから安定したどっしりとした山を愛するものであるということ。▽「仁者じんしゃは山やまを楽たのしむ」と訓読する。
じんしんきょうきょう【人心洶洶】
世間の人々が懼おそれ怯おびえているさま。多くの人が内心で動揺していて、不穏なこと。
れいせいちんちゃく【冷静沈着】
落ち着いていて動揺しないこと。物事に動じず、あわてることのないさま。