しんしょく-じじゃく【神色自若】
大事にあっても顔色一つ変えず、平然と落ち着いている様子。物事に動揺しないさま。▽「神色」は精神(心)と顔色、「自若」は物事にあわてず落ち着いているさま。
- 出典
- 『晋書しんじょ』王戎伝おうじゅうでん
- 句例
- 神色自若たるさま、神色自若として動じない
- 用例
- 相原の拳銃けんじゅうを持った腕をうんとなぐった。拳銃はばたりと地に墜おちた。山口は神色自若として相原に言った。<森鴎外・灰燼>
- 類語
- 神色泰然しんしょくたいぜん 泰然自若たいぜんじじゃく
- 対義語
- 周章狼狽しゅうしょうろうばい
- 活用形
- 〈―タル〉 〈―ト〉