くんしのきゅうし【君子九思】
君子である者が思い心がけるべき九つのこと。物を見るときは細かいところまでしっかり見る、話を聞くときは正確に聞く、表情は穏やかにする、身ぶりはつつましくする、物をいうときには真心をこめる、仕事は慎重にする、疑問を感じたら質問する、怒るときはその結果生じる難事・難題を考える、利益についてはそれが正当かどうか考えて善悪を吟味する、の九つのこと。
くんしのさんらく【君子三楽】
君子の三つの楽しみ。父母が健在で兄弟も元気なこと。言動が正しく人や天に恥じるような後ろめたい点がないこと。すぐれた人材を教育して、立派な人物にする機会をもつことの三つ。
けいさいとんじ【荊妻豚児】
自分の妻子のことを謙遜していうことば。
けいしぎょくよう【瓊枝玉葉】
天皇や天子の一族・子孫のたとえ。また、高貴な家の子弟のこと。
げんぷじぼ【厳父慈母】
わが子に対して厳しい父親と愛情の深い母親のこと。
こうもうろうそう【孔孟老荘】
中国春秋戦国時代を代表する四人の思想家、孔子こうし・孟子もうし・老子ろうし・荘子そうしのこと。また、その教え。
こつにくそうしょく【骨肉相食】
親子兄弟など肉親同士が争うこと。
さいりしさん【妻離子散】
⇒ さいしりさん(妻子離散)
せいじんくんし【聖人君子】
立派な人徳やすぐれた知識・教養を身につけた理想的な人物。▽「聖人」は最高の人格を備えた人。「君子」は学識・人格のすぐれた人。
りょうさいけんぼ【良妻賢母】
夫に対してはよい妻であり、子供に対しては養育に励む賢い母であること。また、そのような人。