ういむじょう【有為無常】
⇒ ういてんぺん(有為転変)
ごりんごじょう【五倫五常】
人として常に踏み守るべき道徳のこと。儒教の教え。▽「五倫」は基本的な人間関係を規律する五つの徳目。父子の親、君臣の義、夫婦の別、長幼の序、朋友の信。「五常」は仁・義・礼・智ち信の五つ。
しょぎょうむじょう【諸行無常】
この世の万物は常に変化して、ほんのしばらくもとどまるものはないこと。人生の無常をいう仏教の根本的な考え。▽仏教語。「諸行」は因縁によって生じた、この世の一切の事物。
じょうじゅうざが【常住坐臥】
日常、座っているときでも寝ているときでも、いつも。ふだんの生活で。四六時中。
じょうとうしゅだん【常套手段】
同じような場合に、いつも決まってとられる手段。また、ありふれた方法や手段。▽「常套」は古くからの習慣。ありふれたやり方。
じんじょういちよう【尋常一様】
ごくあたりまえで、格別に他と変わらないさま。普通と異なることのないさま。▽「尋常」は普通・あたりまえ。「一様」は行動・状態などが同じさま。
にちじょうさはん【日常茶飯】
日々のありふれたこと。いつものことで特に取り上げるまでもないもの。毎日の食事の意から。▽「日常茶飯事」が常用句。
にちじょうざが【日常坐臥】
寝ているときも座っているときも。ふだん、いつでも。▽「坐臥」は座ることと寝ること。すなわち、起きているときも寝ているときもの意。「坐」は「座」とも書く。
ひじょうのこと【非常之事】
並一通りではない事業。通常ではありえないほどのこと。
むじょうじんそく【無常迅速】
現世の物事の移り変わりがきわめて速く、むなしいものであるさま。転じて、人の一生は短く、死期が思い掛けず早く訪れることのたとえ。▽仏教語。「無常」はあらゆるものは生死を繰り返し、永久不変のものは一切ないということ。「迅速」はきわめて素早いさま。