せんたいばんじょう【千態万状】
種々さまざまの状態。千状万態。「衣香襟影は紛然雑然として—」〈二葉亭・浮雲〉
せんりどうふう【千里同風】
世の中がよく治まっていて平和であること。逆に世の中全体が混乱していることをいうときもある。▽「千里」は遠く離れた地域。「同風」は同じ風が国土の隅々まで行き渡っている意味。「風」は風俗・教化の意。
ぜったいぜつめい【絶体絶命】
困難・危険から、どうしても逃れられないさま。追いつめられ、切羽詰まったさま。▽「絶」は窮まる意。追いつめられ窮地にある立場や状態をいう。
ぜんとゆうぼう【前途有望】
将来成功する可能性を大いに秘めているさま。▽「前途」は将来、目標までの今後の道のり。「途」は道のり。「有望」は将来に望みをもつことができる状態。
そうしそうあい【相思相愛】
互いに慕い合い、愛し合っていること。▽「相思」は相手を慕い合うこと。「相愛」は互いに愛し合うこと。多く男女間に用いるが、自分の入りたいチームなどが自分を獲得したがっている状態などにも用いる。
たいしつかいぜん【体質改善】
からだの性質の悪いところを改めて、よくすること。また、企業･組織などが抱えている欠陥や問題点などを取り除き、健全な状態に改めること。
たしゅたよう【多種多様】
種類や性質、状態、現象などがさまざまであること。
ちゅうとはんぱ【中途半端】
物事が不完全で未完成なさま。どっちつかずで徹底しないこと。
ちょうけんてんじつ【重見天日】
暗い状況から抜け出すこと。悪い状態から脱却し、再びよいほうに向かうこと。▽「重見」は再び見る意。「天日」は太陽のこと。「重かさねて天日てんじつを見みる」と訓読する。
てんねんしぜん【天然自然】
人間が手を加えないで、物事がそのまま存在する状態を表す語。天がつくった、そのままであること。また、ひとりでに物事が起こること。▽「天然」も「自然」も、人為の加わらない、あるがままの意で、二つを重ねて強調している。「自然天然しぜんてんねん」ともいう。
