かんわきゅうだい【閑話休題】
それはさておき。ともかく。話が横道にそれたのを本筋に戻すときにいう語。主として文章中で用いる。▽「閑話」は暇にまかせてする無駄話のこと。「休題」は話すことをやめること。また、話題を転ずること。「閑」は「間」とも書く。
ぎんぷうろうげつ【吟風弄月】
自然の風物や景色を題材にして詩歌を作ること。
くんしのきゅうし【君子九思】
君子である者が思い心がけるべき九つのこと。物を見るときは細かいところまでしっかり見る、話を聞くときは正確に聞く、表情は穏やかにする、身ぶりはつつましくする、物をいうときには真心をこめる、仕事は慎重にする、疑問を感じたら質問する、怒るときはその結果生じる難事・難題を考える、利益についてはそれが正当かどうか考えて善悪を吟味する、の九つのこと。
さんにんせいこ【三人成虎】
噓うそや噂うわさが多くの人の話題になれば、みんながそれを信じてしまい、真実のようになってしまうということ。
しかいふくねん【死灰復燃】
一度、消滅したり衰退したものが、再び勢力を盛り返すこと。決着がついて収束したはずのことが、また問題となること。一度火が消えてしまった灰から、再び燃え上がることから。
じゆうほんぽう【自由奔放】
他を気にかけず、自分の思うままに振る舞うさま。▽「奔放」は勢いのあるさま。転じて、周りにとらわれず、思いのままに振る舞うさま。
じんこうかいしゃ【人口膾炙】
だれの口にものぼり、広く世間に知られて、もてはやされること。▽「人口」は世人の口・うわさ。「膾」はなますで、細く切った生なまの肉、「炙」はあぶり肉のこと。どちらも美味で、だれの口にも合って好まれることから。一般には「人口じんこうに膾炙かいしゃする」と慣用する。「膾炙人口かいしゃじんこう」ともいう。「炙」は「せき」とも読む。
ぜいたくざんまい【贅沢三昧】
思う存分にぜいたくするさま。▽「贅沢」は身分にふさわしくない必要以上のおごり。「三昧」はそのことに夢中になって、他をかえりみない意を表す語。
ぜんごしょち【善後処置】
残った問題を処理すること。事件などの後始末。善後策。
そくめんこうげき【側面攻撃】
真正面からではなく、側面から相手を攻撃すること。まともに正面から問題や困難に立ち向かわず、別な方面から攻めたり、解決策を考えること。