きしせんめい【旗幟鮮明】
主義主張や態度などがはっきりしているたとえ。旗じるしがはっきりして鮮やかである意から。▽「旗幟」は旗・のぼり。外にあらわれた主義主張や態度などのたとえ。「鮮明」は鮮やかではっきりしているさま。
きんかぎょくじょう【金科玉条】
黄金や珠玉のように善美を尽くした法律や規則の意。転じて、人が絶対的なよりどころとして守るべき規則や法律のこと。現在では「金科玉条のごとく守る」などと用いて融通のきかないたとえとして用いられることもある。▽「金」「玉」は貴重なもの・大切なもののたとえ。「科」「条」は法律やきまりなどの条文の意。
しそうけんご【志操堅固】
志や考え・主義などを堅く守り、何があっても変えないさま。▽「志操」は考えや主義などを守って変えない意志。
しゅうしいっかん【終始一貫】
最初から最後までずっと変わらないこと。▽「一貫」は一つの方法・態度などを貫き通すこと。
しょうはくのみさお【松柏之操】
志や主義を曲げずに信念を貫くこと。どんな困難にあっても、節操を変えずに守り通すこと。松や柏はく(コノテガシワ)は、冬の寒さにあっても、その美しい緑を変えずにいることから。
じしゅどくおう【自主独往】
他人に動かされないで、自分の主義・主張どおりに行動すること。
じだいさくご【時代錯誤】
時代の異なるものを混同して考えること。また、考え方や行動などが時代の流れに逆行していて合わないこと。時代遅れ。アナクロニズム。▽「錯誤」は、たがう、誤ること。
ぜぜひひ【是是非非】
客観的に、また公平に物事を判断すること。正しいこと(是)は正しいと認め、正しくないこと(非)は正しくないとすること。▽「是ぜを是ぜとし、非ひを非ひとする」と訓読する。
ぞうげのとう【象牙之塔】
芸術や学問至上主義の生活を送る境地や場所のこと。一般には、閉鎖的な大学や研究施設などをさす。
ちょうしんぼそ【朝秦暮楚】
ふらふらして住所が定まらず、流浪するたとえ。朝には中国の西部にある秦にいて、暮れには南部にある楚にいるということから。また、朝には秦国に頼り、暮れには楚国に頼るという、主義・主張が一定でないたとえの意味に使われることもある。▽「暮楚朝秦ぼそちょうしん」ともいう。