でっちほうこう【丁稚奉公】
年少者がある一定の期間、商人または職人の家に奉公し、雑役などの仕事をすること。
とうほんせいそう【東奔西走】
仕事や用事のため、東へ西へとあちこち忙しく走り回ること。
どうしょういむ【同床異夢】
同じ寝床に寝ても、それぞれ違った夢を見ること。転じて、同じ立場にありながら、考え方や目的とするものが違うことのたとえ。
どうめいひぎょう【同盟罷業】
労働者が、団結をして労働条件の改善や現段階での条件維持を要求するため、仕事をすることを拒否すること。ストライキ。
どくしょぼうよう【読書亡羊】
羊の放牧中、本を読んでいて番を怠けたため、羊に逃げられてしまった意。転じて、他のことに気をとられて、肝心な仕事をおろそかにすることのたとえ。▽「書しょを読よみて羊ひつじを亡うしなう」と訓読する。
ふうさんろしゅく【風餐露宿】
風にさらされて食事をし、露に濡ぬれて野宿すること。転じて、旅の苦労、野宿の苦しみのたとえ。▽「餐」は飲食することで、「風餐」は風に吹きさらされて食事をすること。「露宿」は露に濡れながら寝ること。野外の仕事の苦しみのたとえとしても用いる。
ふこうふしょく【不耕不織】
生産的な仕事をしないこと。また、そのような身分をいう。武士。田を耕さず、機はたを織らない意から。▽「耕」は耕す。「織」は機を織ること。「耕」「織」のそれぞれに打ち消しの意の「不」を添えた語。
ふしょうぶしょう【不承不承】
いやいやながら、やむをえず物事を行うこと。▽「不承」はいやいやながら承知する意。「不承」を重ねて意味を強調した語。「承」は「請」とも書く。
めんもくやくじょ【面目躍如】
世間の評価に値する活躍をしていて、生き生きとしているさま。また、名声・世間体などがよりよくなるさま。▽「面目」は世間に対する体面の意。「躍如」は生き生きとして勢いのよいさま。「目」は、「ぼく」とも読む。
ものぐさどうしん【物臭道心】
心から仏道修行に励むために出家するのではなく、仕事をしたくないという、単なる怠け心から僧侶そうりょになること。また、広く怠け心をいう。▽「物臭」は物事をするのを面倒がること。「道心」は仏道に帰依きえする心、また、その修行者。