しんたいはっぷ【身体髪膚】
人間のからだ全体のこと。全身。▽「身体」はからだ。「髪膚」は髪の毛と皮膚の意。ここから、からだ全体をいう。からだは父母から受けた大切なものの意が込められ、出典に「身体髪膚之これを父母に受く、敢あえて毀傷きしょうせざるは孝の始めなり」とある。
たいげんきょせい【体元居正】
善徳を心にとどめて、正しい立場に身をおくこと。▽「体元」は善徳を身につけること。「体」は身をもって行う。また、よる、のっとる意。「元」は善徳の意。「元げんを体たいして正せいに居おる」と訓読する。
たいぼうかんが【体貌閑雅】
姿かたちが落ち着いて上品なさま。▽「体貌」は姿と顔だち、容貌ようぼう。「閑雅」は物静かで上品な趣があること。また、そのさま。
てんたいとそく【霑体塗足】
つらい労働の様子。からだをぬらし、足を泥まみれにして、田畑で仕事をする姿から。▽「霑」はぬらすこと。「霑体」はからだをぬらす意。「塗」は泥にまみれる意。「体からだを霑うるおし、足あしに塗ぬる」と訓読する。
めいじついったい【名実一体】
名目と実体が一致していること。▽「名」は表向きの名目や評判のこと。「実」は実体・実質。「一体」は一つのからだ、一つのものの意。
りょうたいさいい【量体裁衣】
実際の状況に応じて、物事を現実に適した形で処理する策を講じること。からだの寸法を測って、寸法通りに衣服を作る意から。▽「量体」はからだ・現実の姿を量ること。「体たいを量はかりて衣いを裁たつ」と訓読する。