いちおくいっしん【一億一心】
日本国民全員が心を一つに合わせ、結束するということ。
いっすんのたんしん【一寸丹心】
いつわりのない真心。自分の真心をいう謙譲の語。ほんのちょっとの誠意の意から。▽「一寸」はわずかの意。「丹心」は「赤心」と同じで、真心や誠意の意。「丹心一寸たんしんいっすん」ともいう。
しょうかいっしん【上下一心】
身分の上下を問わず、心を一つにすること。また、心を一つにして事に当たること。▽「上下しょうか心こころを一いつにす」と訓読する。「上下」は「じょうげ」とも読む。
じこちゅうしん【自己中心】
他をかえりみず、自分の都合や立場のみを考えて行動すること。
せどうじんしん【世道人心】
世の中の道徳と人の心。世の中の道徳とそれを守るべき人の心のこと。▽「世道」は人として守るべき道徳、社会道徳のこと。「人心」は人々の心。
そくいんのこころ【惻隠之心】
他人に対する憐れみの心。相手の身になって同情し、情けをかけること。
たいかいじんしん【大快人心】
世間の人を痛快な気分にさせること。主として、悪人や悪事などが厳しく糾弾されたときに用いられる。▽「大おおいに人心じんしんを快こころよくす」と訓読する。「人心大快じんしんたいかい」ともいう。
たじょうぶっしん【多情仏心】
人や物事に対して情の多いことが、仏の慈悲の心であるという意。また、情が多く移り気だが、無慈悲にはなれないこと。
ばんのういっしん【万能一心】
何事をするにも、心を集中してしなければならないということ。また、あらゆる技芸をこなせても、真心が欠けていれば、何の役にも立たないということ。万能よりも真心が大切なことをいう。また、真心をこめてする意に用いられることもある。▽「万能足りて一心足らず」の略。「万」は「まん」とも読む。
へきけつたんしん【碧血丹心】
このうえない真心の意。また、このうえない忠誠心のこと。▽「碧」は青の意。「丹心」は真心。赤心。