じこあんじ【自己暗示】
自分で自分にある観念を繰り返すことで暗示をかけ、理性を超えた行動や力を生み出すこと。▽「暗示」はそれとなく示す、ほのめかすこと。
じじょうさよう【自浄作用】
外部からの力によってではなく、自ら清浄する能力があること。何もせずとも、自然に浄化できるようになっていること。外的な圧力なしで、正しい方向に向かう能力。
じんそくかかん【迅速果敢】
すばやく物事を処理し、勇気を持って決断すること。また、実行がきわめてはやいこと。たちまち決断を下して、実行できる能力のこと。
ずいぎしょせつ【随宜所説】
相手の心や性質や能力に応じて、理解できるように説いた仏法のこと。▽仏教語。「随宜」は教えを聞く相手に順応すること。「宜よろしきに随したがいて説とく所ところ」と訓読する。
ずいるいおうどう【随類応同】
相手の能力や性質に応じて、それ相応に指導すること。仏が人の心や性格や素質などの種類に応じて、説法・教化を施す意。▽「随類」は種類にしたがうこと。「応同」は同じ仲間に応こたえる意。「類るいに随したがい同どうに応おうず」と訓読する。
せいめいきょうかん【精明強幹】
物事をよくわきまえていて、仕事をてきぱきとさばく能力の高いさま。聡明でよく仕事ができること。また、身心ともに健全な人。▽「精明」は物事にくわしく明らかなさま。「強幹」は仕事をやり遂げる能力のすぐれている意。
せいりょくぜつりん【精力絶倫】
心身の活動がきわめて強くすぐれているさま。精力が飛び抜けて強いさま。▽「精力」は心身の活動力のこと。「絶倫」は群を抜いてすぐれている意。
せんけんのめい【先見之明】
将来を見通す眼力。先を見越して、あらかじめ準備したりする能力、聡明さ。
せんさいきさい【仙才鬼才】
他の人に比べて飛び抜けてすぐれた才能。▽「仙才」は仙人のような才能。仙人は人間界を離れて神通力を得た人。「鬼才」は人間業とは思えないようなずば抜けた才能のこと。もとは唐の詩人の李白を仙才、李賀を鬼才と称した。
ぜんしんぜんれい【全身全霊】
その人に備わっている体力と精神力のすべて。▽「身」は肉体。「霊」は肉体に対する精神のこと。その人のもっているものすべてを表す。