あくぎゃくひどう【悪逆非道】
⇒ あくぎゃくむどう(悪逆無道)
しさくせいち【思索生知】
道理や筋道を追って、物事をよく考えることで知恵が生まれてくるということ。▽「思索」は筋道を立てて十分に考えること。「生知」は知識・知恵が生まれること。一般に「思索しさく、知ちを生しょうず」と訓読を用いる。「生」は「しょう」とも読む。
しゅうなんのしょうけい【終南捷径】
正規の手続きや段階を経ずに、官職につく法のこと。世俗を避けて終南山に隠居して、隠者のふりをすると名声が上がり、仕官の道が得やすいこと。終南山には仕官の近道がある意から。▽「終南」は終南山のこと。中国陝西省せんせいしょうの長安の南方にあり、名勝や古跡に富む。「捷径」は最短距離。早道。
しりめいげん【至理名言】
きわめて道理にかなったすぐれた言葉。▽「至理」はこのうえなく正しい道理。「名言」はすぐれた言葉。
どうちょうとせつ【道聴塗説】
知識などの理解がいい加減で、しっかり自分のものになっていないこと。また、根拠のない伝聞、受け売りの意。▽「塗」は「道」と同じで道路のこと。道でたまたま聞き知ったことを、また道で得意そうに、人に話し伝えること。「道みちに聴ききて塗みちに説とく」と訓読する。
ふしゃくしんみょう【不惜身命】
仏道のために身も命も惜しまないこと。身や命をささげて惜しまないこと。身を顧みないこと。▽仏教語。「不惜」は惜しまないこと。
ふせきちんぼく【浮石沈木】
一般大衆の無責任な言論が、道理に反して威力をもつたとえ。水に沈むはずの石を浮かせ、水に浮くはずの木を沈める意から。▽「石いしを浮うかせ木きを沈しずむ」と訓読する。
ふらちせんばん【不埒千万】
はなはだしく法や道理から踏み外れていること。非常にけしからぬこと。
ぶげいひゃっぱん【武芸百般】
ありとあらゆる武芸。武道に関する技芸のもろもろ。
ぶんぶりょうどう【文武両道】
学芸と武道の意。また、その両方にすぐれていること。▽「文」は学問・文事。「武」は武道。「両道」は二つの方面の意。