えんろほうし【円顱方趾】
⇒ えんとうほうそく(円頭方足)
きじょうのくうろん【机上空論】
頭で考えただけで、理屈は通っているが実際にはまったく役に立たない議論や計画のこと。
きっくつごうが【佶屈聱牙】
文章がごつごつして堅苦しくわかりにくいさま。▽「佶屈」は折れ曲がるさま。またとどこおりつまって進まないさま。「聱牙」は話などがごつごつして理解できないさま。「聱」は言葉が耳に入らないこと。「牙」は歯がかみ合わないこと。
ごかのあもう【呉下阿蒙】
いつまでたっても、全く進歩のないつまらない人のたとえ。また、無学な人のたとえ。呉の蒙さんの意から。▽「呉下」は呉の国の中。呉の地方にいる意。「阿」は相手を親しみを込めて呼ぶのに名前の上につける接頭語。「阿蒙」は蒙さんの意。ここでは中国三国時代呉の孫権そんけんに仕えた呂蒙りょもうのこと。「旧きゅう阿蒙」ともいう。
さんききゅうこう【三跪九叩】
三度、跪ひざまずいてから、九回、頭を地面につけるという礼のしかた。中国清朝の皇帝に対する拝礼方式。「三跪九叩頭さんききゅうこうとう」ともいう。
ししそうしょう【師資相承】
師の教えや技芸を受け継いでいくこと。また、師から弟子へ学問や技芸などを引き継いでいくこと。▽「師資」は師匠・先生。また、師匠と弟子。「師資しし相承あいうく」と訓読する。
しゃくしじょうぎ【杓子定規】
一定の基準や形式で、すべてを律しようとすること。また、そのために融通がきかないさま。曲がっている杓子の柄を無理に定規の代用とする意から。▽「杓子」は汁や飯などを盛ったりよそったりする道具。古くは柄が曲がっていた。
しゅくやむび【夙夜夢寐】
一日中。朝から晩までいつもいつも。また、寝ても覚めても思うこと。一日中、頭を離れず思い続けること。▽「夙夜」は早朝から夜遅くまで。一日中。「寐」はねる意。「夢寐」は寝て夢を見ること。寝ている間のこと。
たいぼんぼうてん【戴盆望天】
頭に盆を載せたまま天を仰ぎ見ることはできないように、二つのことを一度に実現させることは無理であるというたとえ。よいことを二つ同時に兼備することはできないということ。
てっとうてつび【徹頭徹尾】
最初から最後まで。終始。また、あくまで。けっして。▽「徹」は貫く意。