[補説]祝儀に用いる際は、「勝男節」「勝男武士」などとも当てて書く。
大形のカツオを三枚におろし、片身をさらに背・腹の二つに切り分けて作ったものを本節、小形のカツオを三枚におろし、片身を1本のかつお節にしたものを亀節 (かめぶし) という。
切り分けたカツオの身を煮た(蒸した)あと、燻 (いぶ) して寝かせるという作業を繰り返したものを荒節という。荒節に付着したタールを削り、黴付けと日干し、黴落としなどを多いときで6回繰り返す。普通この黴付けの工程を行ったものをかつお節という。また特に、2〜3回黴付けしたものを枯節 (かれぶし) 、それ以上黴付けしたものを本枯節といい、極上品とされる。