鱗翅 (りんし) 目ヤママユガ科のガ。翅 (はね) の開張約15センチと大形で、色は赤褐・暗褐・黄褐色など変異に富む。前翅の先は鎌状にとがり、各翅の中央に眼状紋がある。幼虫緑色で毛のまばらに生えた芋虫クヌギコナラなどの葉を食い、葉間に黄緑色の大きな繭を作る。繭からは良質の絹糸がとれ、屋内飼育はできないので木に網をかけて放し飼いとする。日本・朝鮮半島・台湾などに分布。てんさん。やままゆが。 夏》「庭の木に—飼ひし葉のこぼれ/鳴雪

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