へいみんかい【平民会】
古代ローマの民会の一。前5世紀ごろ、対パトリキ(貴族)抗争の結果として設置。当初はプレブス(平民)だけの集会だったが、前287年のホルテンシウス法によって、国家の最高立法機関となった。
へいみんしゃ【平民社】
明治末期の社会主義結社。明治36年(1903)日露戦争開戦反対を唱えて「万朝報 (よろずちょうほう) 」を退社した幸徳秋水・堺利彦 (さかいとしひこ) らが結成。「平民新聞」を発行。官憲の弾圧で同38年に解散。同40年、再興したが3か月で解散。
へいみんしゅぎ【平民主義】
差別をなくし、万人平等の社会の実現を目ざす主義。明治中期、徳富蘇峰 (とくとみそほう) が主張。
出典:青空文庫
・・・鎮って座席を持たない平民たちは敷石の上に跪いた。開け放した窓から・・・ 有島武郎「クララの出家」
・・・の立田織次も、同国の平民である。 さて、局の石段を下りると、広々・・・ 泉鏡花「国貞えがく」
・・・「そこへ掛けると平民の子はね。」 辻町は、うっかりいった。「だっ・・・ 泉鏡花「縷紅新草」