すがえ‐ますみ【菅江真澄】
[1754〜1829]江戸後期の国学者・旅行家。三河の人。本名、白井秀雄。生涯の大半を信州・奥羽地方の旅に過ごし、民俗学上貴重な資料を多数著した。著「真澄遊覧記」など。
すが‐せんすけ【菅専助】
江戸後期の浄瑠璃作者。京都の人。人形浄瑠璃の衰退期に、主に豊竹座のために筆をとり、新風を吹きこんだ。作「摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)」「桂川連理柵(かつらがわれんりのしがらみ)」など。...
すがの‐の‐まみち【菅野真道】
[741〜814]平安初期の官人。「続日本紀(しょくにほんぎ)」編纂(へんさん)者の一人。
すがわら‐の‐きよきみ【菅原清公】
[770〜842]平安初期の学者・漢詩人。名は「きよただ」とも。空海・最澄らとともに入唐し、帰国後、朝儀の唐風化に尽力。文章博士(もんじょうはかせ)、従三位に至った。「凌雲集」「文華秀麗集」の編...
すがわら‐の‐これよし【菅原是善】
[812〜880]平安前期の学者。清公(きよきみ)の子。道真の父。文章博士(もんじょうはかせ)を経て参議、従三位に至った。「文徳実録」の編集に参加。「東宮切韻」などを撰した。
すがわら‐の‐たかすえのむすめ【菅原孝標女】
[1008〜?]平安中期の女流文学者。父孝標は道真の玄孫。母は藤原倫寧(ともやす)の娘で、道綱母の異母妹。30歳を過ぎて祐子内親王に出仕、橘俊通の妻となった。生涯を回想的に描いた「更級(さらしな...
すがわら‐の‐ためなが【菅原為長】
[1158〜1246]鎌倉初期の学者。文章博士(もんじょうはかせ)・参議兼勘解由(かげゆ)長官。有職故実に通じた。著「字鏡集」「文鳳鈔」など。
すぎた‐げんぱく【杉田玄白】
[1733〜1817]江戸後期の蘭方医。若狭小浜藩医の子として江戸に生まれる。名は翼、字は子鳳、号は鷧斎・九幸。前野良沢らと「ターヘル‐アナトミア」を訳出し「解体新書」として刊行。西洋医学を広く...
すぎた‐せいけい【杉田成卿】
[1817〜1859]江戸後期の蘭学者。江戸の人。名は信。号は梅里。玄白の孫。坪井信道に学び、のち蕃書調所教授となる。訳著に「医戒」「済生三方」「砲術訓蒙(くんもう)」などがあり、蘭文(らんぶん...
すぎやま‐さんぷう【杉山杉風】
[1647〜1732]江戸中期の俳人。蕉門十哲の一人。江戸の人。通称、鯉屋市兵衛。別号、採荼庵(さいたあん)・蓑翁(すいおう)。深川の芭蕉庵の提供など、芭蕉を経済的に援助した。著「常盤屋句合(と...