ほそい‐こうたく【細井広沢】
[1658〜1736]江戸中期の儒学者・書家。遠江(とおとうみ)の人。名は知慎(ともちか)。朱子学・陽明学を修め、また、唐様書道を広めた。柳沢吉保に仕え、歴代天皇陵の修築に尽力。
ホフマン【Ernst Theodor Amadeus Hoffmann】
[1776〜1822]ドイツの小説家。判事兼作家の生活を送り、怪奇的、幻想的な作品を書いた。絵画・音楽にもすぐれた。作「黄金の壺(つぼ)」「悪魔の霊液」「牡猫ムルの人生観」など。
ホラティウス【Quintus Horatius Flaccus】
[前65〜前8]古代ローマの詩人。その著「詩論」は後世に大きな影響を与えた。作「風刺詩」「書簡詩」など。
ほりえ‐としゆき【堀江敏幸】
[1964〜 ]小説家・フランス文学者。岐阜の生まれ。「熊の敷石」で芥川賞受賞。評論や翻訳書も多い。他に「おぱらばん」「雪沼とその周辺」など。
まさおか‐しき【正岡子規】
[1867〜1902]俳人・歌人。愛媛の生まれ。本名、常規(つねのり)。別号、獺祭書屋(だっさいしょおく)主人・竹の里人。俳句革新に着手し、俳誌「ホトトギス」により活動。また、「歌よみに与ふる書...
まつい‐しょうおう【松居松翁】
[1870〜1933]劇作家。宮城の生まれ。本名、真玄(まさはる)。初め松葉と号した。初世市川左団次のために戯曲「悪源太」を書き、以後、新歌舞伎や外国戯曲の翻案作などで活躍。著「団州百話」「劇壇...
みかさのみや‐たかひと【三笠宮崇仁】
[1915〜2016]大正天皇の第4皇子。幼名、澄宮(すみのみや)。昭和10年(1935)三笠宮家を創設。第二次大戦中は陸軍参謀などを務めた。戦後は古代オリエント史を研究。紀元節復活の動きには、...
みかみ‐おときち【三上於菟吉】
[1891〜1944]小説家。埼玉の生まれ。長谷川時雨の夫。時代物の大衆小説を多く書いた。作「敵打日月双紙」「鴛鴦呪文(おしどりじゅもん)」「雪之丞変化(ゆきのじょうへんげ)」など。
みしま‐ちゅうしゅう【三島中洲】
[1831〜1919]漢学者。備中(びっちゅう)の生まれ。名は毅(つよし)。東大教授・東宮侍講・宮中顧問官などを歴任。明治10年(1877)漢学塾二松学舎を創立した。著「詩書輯説」「論学三百絶」...
みながわ‐きえん【皆川淇園】
[1735〜1807]江戸中期の儒学者。京都の人。名は愿(げん)。字(あざな)は伯恭。漢字の字義と易学を研究し、開物学を提唱。また、漢詩文・書画をよくした。晩年、私塾弘道館をおこした。著「名疇」...