アトリ科の鳥。全長23センチくらい。体は灰色で、頭・風切り羽・尾羽は紺色。くちばしは太く黄色。木の実を食べる。さえずりは「お菊二十四」などと聞きなされ、「月日星 (つきひほし) 」とも聞こえるところから三光鳥ともいう。東アジアに分布。まめまわし。いかるが。《季 夏》「―来て起きよ佳き日ぞと鳴きにけり/秋桜子」
[動ラ五(四)]
1 腹を立てる。おこる。憤慨する。「烈火のごとく―・る」
2 激しく動く。荒れ狂う。「波が―・る」
3 角張って、ごつごつしている。角立つ。「―・った肩」
→おこ(怒)る[用法]
出典:青空文庫
・・・「康頼は怒るのに妙を得ている。舞も洛中に並びないが、腹を立てるの・・・ 芥川竜之介「俊寛」
・・・われて見ると、権助が怒るのももっともです。「いえ、暖簾に嘘がある・・・ 芥川竜之介「仙人」
・・・何もさ、そう怒るがものは無えんだ。巡的だってあの大きな図体じゃ、・・・ 有島武郎「かんかん虫」