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かわかした餅 (もち) 。乾燥させたのし餅。
「はや—をとり散らし、掻餅 (かきもち) 霰餅 (あられ) をきざみゐしが」〈浮・伝来記・一〉
陸軍で、軍事警察をつかさどる兵。また、その兵科。日本では明治14年（1881）に創設され、陸軍大臣の管轄に属した。のち、しだいに権限を拡大し、一般民衆の思想取り締まりを主要任務とするようになった。第二次大戦後に解体。
［名・形動］
１ 政治上の実権。他を支配する権力。権勢。「—を執る」「—をふるう」
２ 権勢をもって人をおさえつけること。権力を笠に着て横柄に振る舞うこと。また、そのさま。
「可恐 (おそろ) しく—な、家の系図を鼻にかけて」〈鏡花・眉かくしの霊〉
出典：デジタル大辞泉（小学館）
権柄晴れて
天下晴れて。おおっぴらに。「二人が事を旦那へ訴訟、—念比 (ねんごろ) さする」〈浄・宵庚申〉
けんぺいずく【権柄尽く】
［名・形動］権力に任せて、強引に事を行うこと。また、そのさま。権尽く。「—な態度」
けんぺいまなこ【権柄眼】
権勢に任せて、人をおさえつけるような目つき。横柄な目つき。「御膝元に人を見下 (おろ) す—」〈浄・忠臣蔵〉
出典：青空文庫
･･･、彼が陰に持っている権柄を憎んだ。最後に、彼の「家」を中心とする･･･ 芥川竜之介「忠義」
･･･ますくらいおそろしく権柄な、家の系図を鼻に掛けて、俺が家はむかし･･･ 泉鏡花「眉かくしの霊」
･･･からはすかいに掛けて憲兵が、大地を踏みならしながら病院へやって来･･･ 黒島伝治「穴」
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乾餅
憲兵
権柄
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