こく・する【克する／^×剋する】

の解説

［動サ変］［文］こく・す［サ変］

1. １ 五行の運行で、相克する。また、二つのものが対立して互いに争う。

   1. 「両性の相 (あい) —・するような家庭は」〈藤村・新生〉

1. ２ 負かす。しのぐ。

   1. 「良人を—・する腕前にかけては」〈獅子文六・自由学校〉

こく・する【刻する】

の解説

［動サ変］［文］こく・す［サ変］

1. １ 刃物などで石や木に彫りつける。きざみつける。「石碑に名を—・する」

1. ２ 区切りをつける。区切る。きざむ。

   1. 「分秒を—・する音 (いん) 」〈織田訳・花柳春話〉

1. ３ 本を書き記す。また、出版する。

   1. 「倭名鈔箋註が印刷局に於て—・せられ」〈鴎外・渋江抽斎〉

こく・する【^×哭する】

の解説

［動サ変］［文］こく・す［サ変］大声を上げて泣く。慟哭 (どうこく) する。

• 「異郷に去って、激しい自分の運命を—・したいと思う」〈藤村・新生〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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