1. 鳥を飼っておく小屋。鳥小屋。

  1. ツグミなどの小鳥狩りの際、わなを仕掛けて待つために山中や谷間に設けた小屋。

  1. タカの羽が夏の末ごろから抜けて、冬までに生えかわること。その時機に、1にこもるところからいう。

  1. 歌舞伎劇場で、花道揚げ幕内部にある小部屋。花道への出入りの際の控え所。狭くて1に似ていたのでいう。

  1. 旅回りの役者などが、不入りなどで次の土地出発できないでそこに滞在すること。

  1. 遊女梅毒で引きこもること。また、梅毒のこと。

    1. 「—をせざる中は、本色の遊女とせず」〈浮・禁短気・三〉

連語《格助詞「」+係助詞「」》
  1. 文中用法。「と」の受ける内容に対する疑問を表す。…と…か。

    1. 「白たへの藤江の浦にいざりする海人 (あま) —見らむ旅行く我を」〈・三六〇七〉

  1. 文末用法。

    1. 伝聞、あるいは不確かな断定を表す。…とかいうことだ。

      「まだいと若うて、后 (きさき) のただ(=臣下身分)におはしける時—」〈伊勢・六〉

    2. 相手に問いかけ、または問い返す意を表す。…というのか。

      「なに母が首を打て—」〈伎・阿波のなると〉

出典:青空文庫

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