《政 (まつりごと) を執り行う所の意》

  1. 政庁。特に、検非違使 (けびいし) の庁。

  1. 平安時代以後、親王摂政関白大臣などの家で、所領事務家政などを取り扱った所。

  1. 荘園現地支配実務を扱った所。

    1. 鎌倉幕府政庁財政や鎌倉市中の雑人訴訟をつかさどった。

    2. 室町幕府政庁財政のほか、貸借土地などの訴訟をもつかさどった。

  1. 大社寺で、事務・雑務を取り扱った所。

  1. 宮中で、女御 (にょうご) に属した下級官吏。

  1. 北の政所」の略。

    1. 「—の京に出で給ふといひて」〈今鏡・一〇〉

  1. 最も重要なところ。頭分 (かしらぶん) 。首領

    1. 「そうじて神の—、出雲の国の大やしろ」〈滑・膝栗毛・三〉

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。