ふるすとは？意味・読み方・使い方

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ふる‐す【古巣】
の解説

１古くなった巣。もとすんでいた巣。《季春》「—只 (ただ) あはれなるべき隣かな／芭蕉」

２以前住んでいたり、属していたりした所。「—の課に戻る」

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#季語（春・動物）
#名詞

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ふる・す【古す／^▽旧す】
の解説

［動サ五（四）］

１使って古くする。現代では動詞の連用形に付いて、何回も…して新しさをなくす意を表す。「着—・す」「言い—・す」
1. 「語らはむ人なき里にほととぎすかひなかるべき声な—・しそ」〈かげろふ・上〉

２あきて捨てる。使い古して、見捨てる。
1. 「人—・す里をいとひて来しかども奈良の都も憂き名なりけり」〈古今・雑下〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

ふるすの例文(7)

出典：青空文庫

･･･ゆき、また春になると古巣を忘れずに帰ってくる。私がもしおまえであ･･･小川未明「教師と子供」
･･･る日、一羽のつばめが古巣にきて、さびしそうにしていましたが、晩方･･･小川未明「つばめの話」
･･･元の古巣へ帰って、元の本屋をしているのだった。バラックの軒には「･･･織田作之助「神経」

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