あんちゅうひやく【暗中飛躍】
ひそかに画策して、活躍すること。世間に知られないように、こっそりと策動すること。▽略して「暗躍」という。
うんじょうりょうへん【雲蒸竜変】
英雄や豪傑などのすぐれた人物が、時運に乗じて出現し活躍すること。雲がわき起こり竜りゅうが勢いを増して、変幻自在に活動する意から。▽天に昇る竜は雲を呼び起こし、その勢いをさらに増すという。「雲蒸」は雲がわき起こること。「竜」は「りゅう」とも読む。
さんめんろっぴ【三面六臂】
三つの顔と六つの腕をもつ意から、一人で何人分かの働きをすること。また、一人で多方面にわたって活躍すること。▽「面」は顔。「臂」はひじ・腕のこと。
ししふんじん【獅子奮迅】
獅子が奮い立って、猛進するような激しい勢い。また、そのような猛烈な勢いで活動すること。▽「獅子」はライオン。「奮迅」は激しく奮い立つさま。
しっぷうもくう【櫛風沐雨】
風雨にさらされながら、苦労して働くこと。また、世の中のさまざまな辛苦にさらされることのたとえ。▽「櫛風」は風に髪が櫛くしけずられること。「沐雨」は雨で髪が洗われること。「沐雨櫛風もくうしっぷう」ともいう。
じんかんせいざん【人間青山】
世の中に出て、十分に腕を奮って活躍するならば、骨を埋める場所はどこにでもあるということ。志を果たすためには、故郷を出て活躍すべきだという意。
とうこうせいそう【東行西走】
東に行き、西に走る意から、きわめて慌ただしくあちこち動きまわること。
とうほんせいそう【東奔西走】
仕事や用事のため、東へ西へとあちこち忙しく走り回ること。
なんせんほくば【南船北馬】
全国を忙しく旅行すること。また、絶えず旅をしてせわしないこと。▽「南船」「北馬」は中国の交通手段。南は川が多いので船が用いられ、北は山が多く、馬をよく用いた。そうした移動手段に絶えず乗っていることから、頻繁に旅をする意。
はちめんろっぴ【八面六臂】
多方面で、めざましい活躍をすること。また、一人で何人分もの活躍をすること。もとは仏像などで八つの顔と六本の腕をもっていること。▽「面」は顔、「臂」はひじ・腕。
めんもくやくじょ【面目躍如】
世間の評価に値する活躍をしていて、生き生きとしているさま。また、名声・世間体などがよりよくなるさま。▽「面目」は世間に対する体面の意。「躍如」は生き生きとして勢いのよいさま。「目」は、「ぼく」とも読む。