ねぎ【×禰宜】 の意味

  1. 《動詞「ね(労)ぐ」の連用形から》
  1. 神社で、宮司 (ぐうじ) ・権 (ごん) 宮司を補佐する職。また、一般に神職の総称。
  1. 昔の神職の一。神主の下、祝 (はふり) の上の位。
  1. バッタの別名。
  • ねぎ【×禰宜】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・するとここにまた思いもよらない不思議が起ったと申しますのは、春日の御社に仕えて居りますある禰宜の一人娘で、とって九つになりますのが、その後十日と経たない中に、ある夜母の膝を枕にしてうとうとと致して居りますと、天から一匹の黒竜が雲のように降っ・・・

      芥川竜之介「竜」

    • ・・・――この蝶が、境内を切って、ひらひらと、石段口の常夜燈にひたりと附くと、羽に点れたように灯影が映る時、八十年にも近かろう、皺びた翁の、彫刻また絵画の面より、頬のやや円いのが、萎々とした禰宜いでたちで、蚊脛を絞り、鹿革の古ぼけた大きな燧打袋を・・・

      泉鏡花「貝の穴に河童の居る事」

    • ・・・朝々の定まれる業なるべし、神主禰宜ら十人ばかり皆厳かに装束引きつくろいて祝詞をささぐ。

      幸田露伴「知々夫紀行」