せいたんきょむ【清淡虚無】
清潔かつさっぱりしていて、ものに対する執着がないこと。▽「清淡」は清くさっぱりしている。「虚無」は何もない状態。ここでは物欲のないこと。
せいだくへいどん【清濁併呑】
度量が大きく、どんなものでも受け入れること。澄んで清らかなものも濁っているものもかまわず一緒に呑のみこむという意味。よいことも悪いことも、あるがまま認めて分け隔てしないこと。その心の広さ。
せいてんはくじつ【青天白日】
よく晴れわたった青空と日の光。転じて、潔白で後ろ暗いことのないことのたとえ。また、無実であることが明らかになること。▽「白日」は輝いて白い太陽のこと。「白日青天はくじつせいてん」ともいう。
せいぶんしんぶ【聖文神武】
文武両道に精通していること。天子の聖徳をいう。
せいめいきょうかん【精明強幹】
物事をよくわきまえていて、仕事をてきぱきとさばく能力の高いさま。聡明でよく仕事ができること。また、身心ともに健全な人。▽「精明」は物事にくわしく明らかなさま。「強幹」は仕事をやり遂げる能力のすぐれている意。
せいりょくおうせい【精力旺盛】
勢いが有り余るほどに元気なさま。活動的で、常に忙しく立ちまわっているさま。
せいりょくぜつりん【精力絶倫】
心身の活動がきわめて強くすぐれているさま。精力が飛び抜けて強いさま。▽「精力」は心身の活動力のこと。「絶倫」は群を抜いてすぐれている意。
せいりょくはくちゅう【勢力伯仲】
互いの力が釣り合っていて、優劣がつけにくいこと。▽「伯」は長兄、「仲」は次兄のことで、「伯仲」はお互い格別の違いがなく、よく似ていて力などが釣り合っている意。
せいれんけっぱく【清廉潔白】
心が清くて私欲がなく、後ろ暗いことのまったくないさま。▽「廉」は私欲がなく、けじめがついているさま。「潔白」は心や行いがきれいで正しく、やましいところがないさま。
せきくはいぎょう【跖狗吠尭】
人は是非善悪を問わず、仕えている主人に忠義を尽くすものだということ。