りがいとくしつ【利害得失】
自分の利益と損失のこと。得をすることと、損をすること。▽「利害」は利益と損害、「得失」は損得の意でほぼ同義。二つを重ねて意味を強調した語。
りきせんふんとう【力戦奮闘】
力を尽くして、自分の能力をふるうこと。▽「力戦」は全力を注いで努力すること。「奮闘」は気力をふるいたたせて戦う、力いっぱい格闘する意。「力」は「りょく」とも読む。
りくしょうじゅうぎく【六菖十菊】
時期が遅れて、もう役に立たないこと。端午たんごの節句(五月五日)に一日遅れた六日の菖蒲しょうぶと、重陽ちょうようの節句(九月九日)に一日遅れた十日の菊の花という意。
りくとうさんりゃく【六韜三略】
中国の有名な兵法書『六韜』と『三略』。『六韜』は周の太公望呂尚りょしょうの作とされる。文・武・竜・虎こ豹ひょう犬の六巻。『三略』は前漢の功臣、張良ちょうりょうの師である黄石公こうせきこうの作とされ、上略・中略・下略の三巻。ただし、ともに後世の偽作という説もある。▽「韜」は弓袋の意で、兵法の奥義、戦略のこと。「略」ははかりごと・計略の意。
りくりょくきょうしん【戮力協心】
全員の力を結集し、一致協力して任務に当たること。▽「戮」には合わせる、一つにする意があり、「戮力」は力を合わせること。「協心」は心を乱さず、調和をはかること。「協心戮力きょうしんりくりょく」ともいう。
りぐんさっきょ【離群索居】
仲間と離れて一人で孤独にいること。山里でわび住まいをすること。▽「群」は仲間、「索」は寂しい、離れる意。「索居」は寂しく一人でいること。「群」は「羣」とも書く。
りごうしゅうさん【離合集散】
離れ離れになったり、集まって再会したりすること。▽「離合」は離れることと一つに集まること。協同したり反目したりすること。「集散」は集まることと離れ去ること。「集散離合しゅうさんりごう」ともいう。「集」は「聚」とも書く。
りっしんしゅっせ【立身出世】
社会的に高い地位について名声を得ること。▽「立身」は社会的な地位を得ること。名声を得ること。「出世」は社会に出て、立派な地位・身分を得ること。
りっすいのち【立錐之地】
場所や空間が非常に狭いこと。
りひきょくちょく【理非曲直】
道理にかなっていることとはずれていること。道徳的に正しいことと間違っていること。▽「理非」は道理にかなっていることとそうでないこと。「曲直」は曲がったこととまっすぐなこと。正しくないことと正しいこと。