いっきょりょうしつ【一挙両失】
何か一つの事をおこすことで、それとともに他の事でも一時に損害を受けること。一つの行動で、他の事までもだめになること。▽「一挙」は一つの行為・行動。
いっとくいっしつ【一得一失】
一方で利益があると、他方で損失があること。利益と損失がともにあるたとえ。また、物事にはよい面と悪い面がともにあるたとえ。▽「一失一得いっしついっとく」ともいう。
えんかのこしつ【煙霞痼疾】
自然の美や風物をこよなく愛でること。隠居して自然とともに暮らすこと。
がいこうないしつ【外巧内嫉】
表面上は巧みにとりつくろっているが、内心ではねたんでいること。▽「外巧」は外面上美しく巧みに飾り立てていること。「嫉」はねたむ意。
けんしえんしつ【妍姿艶質】
豊満な美人のたとえ。
こうこうのしつ【膏肓之疾】
不治の病、難病のこと。
さんそうぞうしつ【山藪蔵疾】
いかに優れて立派な人物であっても、多少の欠点はあるということ。また、少なからず欠点があったとしても、傑出した人物は、それを補って余りある度量や奥深さがあるということ。
しんぷくのしつ【心腹之疾】
心臓や内臓に起こる治りにくい病気のこと。転じて、とり除くことや、打ち破ることが難しい敵や障害のこと。
せんしぎょくしつ【仙姿玉質】
並はずれた美人の形容。▽「仙姿」は仙女の姿。高尚で優雅な姿をたとえる。「玉質」は宝玉のようになめらかで美しい肌のこと。
せんりょのいっしつ【千慮一失】
絶対に失敗しないと思われた賢明な人でも、失敗することがあるということ。十分に考えて準備していても、思わぬ手抜かりがあるということ。