しゅうなんのしょうけい【終南捷径】
正規の手続きや段階を経ずに、官職につく法のこと。世俗を避けて終南山に隠居して、隠者のふりをすると名声が上がり、仕官の道が得やすいこと。終南山には仕官の近道がある意から。▽「終南」は終南山のこと。中国陝西省せんせいしょうの長安の南方にあり、名勝や古跡に富む。「捷径」は最短距離。早道。
しゅうふうさくばく【秋風索莫】
秋風が吹き、物さびしいさま。盛んであった物事の勢いが衰えて、物さびしいたとえとしても用いられる。▽「索莫」は物さびしいさま。また、失意のさま。「莫」は「寞」「漠」とも書く。
しゅうふうさくばく【秋風索漠】
[ト・タル][文][形動タリ]秋風が吹いて草木が生気を失い、うら寂しくなるさま。また、盛んだった昔の面影もなく、ひっそりとしてわびしいさま。「—として訪れる人もない」
しゅうふうれつれつ【秋風冽冽】
寒々と吹く秋風のように、厳しく冷たいこと。
しゅうみょうのもん【衆妙之門】
すべての物が出てくる場所、その根源。万物がそこを通りぬけて出てくるという門。万物の源となるところ。
しゅうめいひろう【襲名披露】
師匠や先代、または親の名前を継いだことを発表すること。技術や芸とともに、師の名前を受け継いだことを広く知らせること。おひろめ。
しゅかいいちじ【取快一時】
一時の快楽をむさぼる刹那的な態度。
しゅかぎろう【酒家妓楼】
居酒屋と遊郭ゆうかくのこと。酒を飲む場所や花街をいう。
しゅかくてんとう【主客転倒】
主な物事と従属的な物事が逆の扱いを受けること。物事の順序や立場などが逆転すること。▽「主客」は主人と客人。転じて、重要なことがらと、付けたり、従属的なことがらのこと。「客」は「きゃく」とも読む。また、「転」は「顛」とも書く。
しゅぎしゅちょう【主義主張】
人が判断の基準としている、自分の持説や考え、立場のこと。自分が生活の信条としているような考え方や思想。