じょういかたつ【上意下達】
上位の者の意志や命令を、下位の者に徹底させること。▽「上意」は上の者の意志や命令。「下達」は下々の者に通じさせること。「下達」は「げだつ」とも読む。
じょういとうごう【情意投合】
お互いの気持ちがぴったりと合うこと。▽「情意」は感情と意志。また、心。「投合」はぴったり合うこと。
じょうえんかすい【上援下推】
上の者から引き立てられ、下の者から推挙されること。▽「援」は引っ張る、登用する。「推」はすすめる、推挙する意。
じょうかのめい【城下之盟】
降伏したあとで結ぶ、最も屈辱的な講和条約のこと。戦いに敗れた後で、城壁の下で取り交わす条約という意味。
じょうきょうしょうこ【状況証拠】
直接証明するのではなく、背景や関係などから事実を推定し、裏付けできる根拠となるもの。
じょうぐぼだい【上求菩提】
菩薩ぼさつが、さらに高みを求め、悟りの境地へと向かうこと。仏教のことばで、菩薩のとるべき道とされる。
じょうけんはんしゃ【条件反射】
習慣や訓練によって、外部からの特定の刺激に対して、ある決まった反応を示すようになること。またその反応。
じょうこうかこう【上行下効】
上の者が行うと、下の者がそれを見習うこと。▽「上行」は上に立つ者が行うこと。また、その行い。「効」はならう、まねる意。「上かみ行おこなえば下しも効ならう」と訓読する。
じょうこしゃそ【城狐社鼠】
君主や権力者のかげに隠れて、悪事を働く者のたとえ。城や社という安全なところに巣くって、悪さをするきつねやねずみの意から。▽「城狐」は城に棲すむきつね。「社」は土地神を祭るやしろ。「社鼠城狐しゃそじょうこ」ともいう。
じょうざんのだせい【常山蛇勢】
統一がとれていて、欠陥やすきがまったくないこと。どこをとっても整然として、うまく組み立てられている文章や態勢のこと。また、先陣・後陣と右陣・左陣のどれもが互いに呼応して戦う陣法のこと。