しっぷうどとう【疾風怒濤】
激しい風と荒れ狂う波の意。また、時代が激しく変化することの形容。▽「怒濤」は荒れ狂い逆巻く波。ドイツ語「シュトルム‐ウント‐ドラング」の訳語で、十八世紀後半ゲーテらを中心に展開された文学革新運動をいう。
しゃこうじれい【社交辞令】
社交上のあいさつ。また、相手をただ喜ばせるためだけの、うわべのあいさつ。リップサービス。
しゅうちてってい【周知徹底】
広くすみずみまで、きちっと知れわたらせること。▽「周」はあまねくの意。「周知」は広く知れわたっていること。
しゅうめいひろう【襲名披露】
師匠や先代、または親の名前を継いだことを発表すること。技術や芸とともに、師の名前を受け継いだことを広く知らせること。おひろめ。
しゅじょうさいど【衆生済度】
仏道によって、生きているものすべてを迷いの中から救済し、悟りを得させること。▽仏教語。「衆生」は生きとし生けるもの。人間を含むすべての生きもの。「済度」は迷う衆生を悟りの境地に導くこと。
しょくぎゅうのき【食牛之気】
子どもの時分から、大きな野望を秘めていること。また、優れた人物は、幼い時から傑出しているということ。虎や豹ひょうは子どものうちから、大きな牛を食べようとする意気を感じさせるという意味から。
しんじゅんのそしり【浸潤之譖】
悪口を少しずつ言ったりほのめかしたりして、それを聞き手に信じ込ませること。水がしみ込むように批判を繰り返す、陰険な中傷のこと。
しんてんどうち【震天動地】
大事件が起こることの形容。勢いや音などが、人を驚かすほどに激しく大きいさま。天地を震動させる意。また、そのような大音響や大騒動のこと。▽「天てんを震ふるわし地ちを動うごかす」と訓読する。
じこあんじ【自己暗示】
自分で自分にある観念を繰り返すことで暗示をかけ、理性を超えた行動や力を生み出すこと。▽「暗示」はそれとなく示す、ほのめかすこと。
じこけんじ【自己顕示】
自分の存在を多くの人の中で、ことさらに目立たせること。▽「顕示」は、はっきりと示すこと。明確にあらわすこと。