ふろうしょとく【不労所得】
利子・家賃・地代など、勤労以外で得た収入。
ふんしょくけっさん【粉飾決算】
会社が対外的な信用の低下を防ぐため、財政状態や収支状況などを実際よりよく見えるように、損益計算書などの財務諸表の数字を偽って表示すること。
ふんしょこうじゅ【焚書坑儒】
言論・思想・学問などを弾圧すること。書物を焼いて儒学者を穴埋めにする意から。▽「焚」は焼く意。「坑」は穴埋めにする意。「儒」は儒学者・学者の意。
ぶじそくさい【無事息災】
病気や災いなど、心配事がなく、平穏に暮らしていること。また、そのさま。▽「息災」は災いを防ぎ止めること。「息」はやめる、しずめる意。「息災無事そくさいぶじ」ともいう。
ぶつぶつこうかん【物物交換】
貨幣経済以前の原始的交換形態で、品物を貨幣などの媒介物を用いずに直接他の品物と交換すること。
ぶんしつひんぴん【文質彬彬】
外面の美しさと内面の質朴さが、ほどよく調和しているさま。洗練された教養や態度と、飾り気のない本性が、よく調和しているさま。▽「文」は表面の美しさ。洗練された教養や美しい態度、容貌ようぼうなどの外見。「質」は内実、実質。飾らない本性。「彬彬」はほどよくつりあっているさま。
ぶんじんぼっかく【文人墨客】
詩文や書画などの風流に親しむ人をいう。▽「文人」は詩文・書画などに親しむ人。「墨客」は書画をよくする人。「客」は「きゃく」とも読む。
ぶんぽうりせき【分崩離析】
人心が君主から離れ、ばらばらになること。また、組織などがくずれて、散り散りばらばらになること。▽「分崩」はくずれてばらばらになること。「離析」は離ればなれ、ばらばらになること。
へいかつりゅうちょう【平滑流暢】
なめらかで、よどみがないさま。▽「平滑」は平らでなめらかなさま。「流暢」は水などが滞ることなく流れるように、言葉がすらすら出て、よどみのないさま。
へいがせいく【並駕斉駆】
実力・能力・地位などに差がないこと。数頭の馬がくつわを並べて、一台の車を引っ張り疾走する意から。▽「駕」は馬車・のりもの。「斉」は等しい意。「駆」は馬が走ること。また、馬を走らせること。「斉駆並駕せいくへいが」ともいう。