ぶんじゅうじじゅん【文従字順】
文章が思いに従ってよどみなく、よく筋が通って分かりやすいこと。文章表現が分かりやすく、文字遣いに無理がなく自然なこと。▽「文ぶん従したがい字じ順したがう」と訓読する。
ぶんじんそうけい【文人相軽】
文学者や文化人というものは、とかくプライドが高く、互いに他者を軽んじる傾向にあるということ。
ぶんじんぼっかく【文人墨客】
詩文や書画などの風流に親しむ人をいう。▽「文人」は詩文・書画などに親しむ人。「墨客」は書画をよくする人。「客」は「きゃく」とも読む。
ぶんぶひゃっかん【文武百官】
すべての文官と武官、もろもろの役人たち。
ぶんぶりょうどう【文武両道】
学芸と武道の意。また、その両方にすぐれていること。▽「文」は学問・文事。「武」は武道。「両道」は二つの方面の意。
ぶんぷうそうたん【聞風喪胆】
評判やうわさを聞いて、びっくりして肝をつぶすこと。ひどく恐れることの形容。▽「風」は風の音。また、うわさ。「喪胆」は胆を失う、びっくりすること。「風ふうを聞ききて胆きもを喪うしなう」と訓読する。
ぶんぼうそうぎゅう【蚊虻走牛】
ごく小さなものでも、強大なものを制することができるというたとえ。また、微細な事柄から大きな事件に発展することがあるというたとえ。
ぶんぽうりせき【分崩離析】
人心が君主から離れ、ばらばらになること。また、組織などがくずれて、散り散りばらばらになること。▽「分崩」はくずれてばらばらになること。「離析」は離ればなれ、ばらばらになること。
ぶんめいかいか【文明開化】
人間の知力が進んで、世の中が進歩し開けること。特に明治時代初期の思想・文化・制度の近代化、西洋化をいう。▽「開化」は人知や物事が開け進むこと。