ばんせいふかん【万世不刊】
長く伝わって、いつまでも滅びないこと。永遠に残ること。▽「万世」は永遠・永久の意。「刊」は削る意。「不刊」は滅びないこと。磨滅しないこと。昔は竹や木に漆で文字を書き、誤りや不要な部分は削り消したことからいう。
ばんぷふとう【万夫不当】
多くの人が立ち向かってもかなわないほどの剛強な人の形容。▽「万夫」は多くの人、無数の人。「当」はあたる、敵対する意。「不当」は相手にならない、かなわないこと。「万夫ばんぷ当あたらず」と訓読する。李白りはくの「蜀道難しょくどうなん」に「一夫関に当れば、万夫開く莫なし」とあるのは有名。
ひかこうがい【悲歌慷慨】
悲しげに歌い、世を憤り嘆くこと。社会の乱れや自分の不運などを、憤り嘆くこと。壮烈な気概のたとえ。▽「悲歌」は悲しげに歌うこと。「慷慨」は憤り嘆くこと。「慷慨悲歌こうがいひか」ともいう。
ひそうせんぱく【皮相浅薄】
物事の見方や考え方がうわべだけで、浅く不十分なさま。▽「皮相」はうわべ・上っ面・表面。「浅薄」は浅くて薄っぺらなさま、浅はかなさま。「浅薄皮相せんぱくひそう」ともいう。
ひゃっこふま【百古不磨】
ずっと後の世まで滅びずに残ること。▽「百古」は後々の世、非常に長い年月のこと。「不磨」はすり減らない、永久になくならない意。
びじんはくめい【美人薄命】
美しい人は、とかく病弱であったり、数奇な運命にもてあそばれたりして、短命な者が多いということ。▽「薄命」は不幸せの意。主に短命なことをいう。
ふきゅうふめつ【不朽不滅】
永久に朽ち滅びることがないこと。▽「朽滅きゅうめつ」(朽ち滅びる)の語それぞれに「不」を添えた言葉。
ふげんじっこう【不言実行】
あれこれ言わず、黙ってなすべきことを実行すること。▽「不言」は何も言わないこと。