たざんのいし【他山之石】
他の山に転がっている粗末な石でも、自分の玉を美しく磨くのには役立つということから、他人のつまらない言動も自分の知識や品格を磨くのに役立つこともあるというたとえ。
たしょうのえん【多生之縁】
この世に生まれる前の、多くの生を経る中で結ばれた因縁。
たじのとき【多事之秋】
事件や問題が多くおこっている時期。国家や社会が不安定な時。
だんきんのまじわり【断金之交】
友人同士がきわめて固い友情で結ばれていること。
だんちょうのおもい【断腸之思】
はらわたがずたずたにちぎれるほどの悲しみ。
ちぎょのわざわい【池魚之殃】
災いにあうこと。思いもよらない災難に巻き込まれること。
ちくはくのこう【竹帛之功】
歴史に名を残すような功績や手柄のこと。
ちぼのたん【遅暮之嘆】
願いもしないのに年老いていくわが身を嘆くこと。また、晩年。
ちょうやのいん【長夜之飲】
夜通し酒を飲み、夜が明けても飲み続け、何日にもわたって酒宴を開くこと。
ちょうようのじょ【長幼之序】
年長者と年少者の間で当然守るべき社会的・道徳的な秩序のこと。儒教における五つの徳目(五倫ごりん)の一つ。