こだいもうそう【誇大妄想】
自分の地位・財産・能力などの現状を実際より過大に評価して、自分が他人よりもはるかにすぐれていると思い込むこと。▽「妄想」は根拠のない誤った判断によって作られた主観的な信念。
ごぎゅうぜんげつ【呉牛喘月】
過度におびえ恐れることのたとえ。また、疑いの心があると、何でもないものにまで恐れや疑いの気持ちをもつたとえ。暑い呉の地方の牛は月を見ても暑い太陽だと思い、喘あえぐ意から。▽「呉」は江南一帯の地。「喘」は息が切れて苦しそうに呼吸すること。「呉牛ごぎゅう、月つきに喘あえぐ」と訓読する。
ししゃごにゅう【四捨五入】
[名](スル)計算で、求めるけたの次の端数が4以下なら切り捨て、5以上なら切り上げて1とし、求めるけたに加える方法。「小数第三位を—する」
しっこうゆうよ【執行猶予】
法律で、刑の判決を受けた者に対し、一定期間(=一年以上五年以下)その刑の執行をのばし、その期間を事故なく過ごしたときは刑の言い渡しはなかったものとする制度。
しょうよくちそく【少欲知足】
わずかな欲望で、十分満ち足りていること。少ないものでも、それ以上を望まず、満足すること。
じこあんじ【自己暗示】
自分で自分にある観念を繰り返すことで暗示をかけ、理性を超えた行動や力を生み出すこと。▽「暗示」はそれとなく示す、ほのめかすこと。
じこけんじ【自己顕示】
自分の存在を多くの人の中で、ことさらに目立たせること。▽「顕示」は、はっきりと示すこと。明確にあらわすこと。
じょうぜつたべん【饒舌多弁】
よくしゃべって口がまわること。必要以上に口数が多いこと。おしゃべり。
せいもくふうりん【井目風鈴】
囲碁で、力量に井目以上の差があるとき、下手(したて)があらかじめ井目の四隅の石の斜め下にさらに一石ずつつけて置くこと。転じて、碁の初心者であること。井目風鈴付き。→置き碁
ぜいたくざんまい【贅沢三昧】
思う存分にぜいたくするさま。▽「贅沢」は身分にふさわしくない必要以上のおごり。「三昧」はそのことに夢中になって、他をかえりみない意を表す語。