いちにんとうせん【一人当千】
非常に大きな力や実力があること。きわめて勇気のあること。一人の力が千人の力にも匹敵する意から。▽「千」は「ぜん」とも読む。「一人いちにん、千せんに当あたる」と訓読する。
けんがいさっしゅ【懸崖撒手】
勇気をふるい、思いきって何かをすることのたとえ。
じんそくかかん【迅速果敢】
すばやく物事を処理し、勇気を持って決断すること。また、実行がきわめてはやいこと。たちまち決断を下して、実行できる能力のこと。
せいかたんでん【臍下丹田】
へそのすぐ下あたりのところ。漢方医学では、ここに意識を集中して力を集めれば、健康を保ち勇気がわいてくるという。▽「臍下」はへその下、「丹田」もへその下あたりの意。また、ここを「下丹田」ともいう。
ちゅうゆうぎれつ【忠勇義烈】
忠義の心に厚く、正義感も強いこと。▽「忠勇」は忠義と勇気、「義烈」は正義の心が強いこと。
ちゆうけんび【智勇兼備】
知恵も勇気も兼ね備えていること。
ちょとつきゆう【猪突豨勇】
《「漢書」食貨志から。「豨」はイノシシの子の意》イノシシやイノシシの子のように、あとさきを考えずに突き進む勇気。また、そうした勇気のある人。猪勇。
ひっぷのゆう【匹夫之勇】
思慮浅く、血気にはやってただがむしゃらに、腕力を振るうだけのつまらない勇気。
めいもくちょうたん【明目張胆】
恐れることなく、思い切って事に当たること。また、はばかることなく、公然と物事をやってのけること。▽「明目」は目を見張って、よく物を見ること。「張胆」は肝きもを張る、勇気を奮って事に当たる意味。後世には、よくないことを公然とするときに多く用いるようになった。「目めを明あきらかにし胆きもを張はる」と訓読する。
ゆうしんぼつぼつ【雄心勃勃】
雄々おおしい勇気が盛んにわいてくるさま。▽「雄心」は雄々しい心、勇ましい精神。「勃勃」は盛んに起こるさま。