うんすいあんぎゃ【雲水行脚】
僧が全国各地をめぐりながら修行すること。また一般に、人が行方を定めず思うままに旅すること。
うんぷてんぷ【運否天賦】
人の運命は天の定めによるということ。運不運は天命であること。転じて、運を天に任せること。▽「運否」は運不運、運のあるなしの意。「天賦」は天が与える、天が与えたものの意。「否」は「ぴ」とも読む。
かいもんきょくろ【槐門棘路】
政界の最高幹部のたとえ。もとは、中国周代の三公と公卿こうけい(九卿きゅうけい)のことをいった。▽「槐門」は三公の別称。「槐」はえんじゅ。落葉高木。「棘路」は九卿の別称。公卿の地位のこと。「棘」はいばら。三公は臣下の最高位の三つの位。周代は太師・太傅たいふ太保をいう。九卿は九人の大臣。それぞれ時代によって異なる。
しせいゆうめい【死生有命】
人が生まれたり死んだりすることは、天命によって定められたものであり、どうすることもできないということ。人の運命は、決められていて、変えることはできないということ。
しのうこうしょう【士農工商】
官吏・農民・工人・商人の職分による四つの身分階級。日本では近世封建社会の身分制で、武士・農民・職人・商人をいう。
じじょうじばく【自縄自縛】
自分の言動が自分をしばって、自由に振る舞えずに苦しむこと。自分の縄で自分をしばる意から。▽「縛」はしばる、縄をかける意。
じょいじょくん【叙位叙勲】
位階を授けることと、勲等を与え勲章を授けること。また、位階や勲章を与えられること。▽「叙」は順序を定める、位などを授けること。
じんぶつげったん【人物月旦】
いろいろの人物を取り上げ、批評したり品定めしたりすること。人物評。とくに著名な人物についての論評。
せいきょうぶんり【政教分離】
政治と宗教が、互いに干渉せず、利益を与えないことが定められた国家制度。また、その理念や政策。
ちょうしんぼぎ【朝真暮偽】
真実とうその定めがたいことのたとえ。朝と夕で真実とうそが入れかわる意。▽白居易はくきょいが節操なく変節する人を風刺した語。