うえんろぎょ【烏焉魯魚】
文字の書き誤り。文字の造形が似ていて書き誤ること。「烏」と「焉」、「魯」と「魚」がそれぞれ字形が似ていて、誤りやすいことからいう。
うごうのしゅう【烏合之衆】
規律も統制もなく、ただ寄り集まっているだけの集団。秩序のない人々の集まりや軍勢にいう。からすの集まりが無秩序でばらばらであることから。
うしゅうのまじわり【烏集之交】
カラスががやがや集まる意から、噓うそが多く実体のない表面上だけの集まり。また、自己の利益だけを目的につきあう集団。
うとそうそう【烏兎匆匆】
歳月のあわただしく過ぎ去るたとえ。▽「烏兎」は歳月・月日の意。太陽には三本足のからすが棲すんでおり、月にはうさぎが棲んでいるという古代中国の伝説による。「匆匆」は急ぐさま、あわただしいさま。「匆匆」は「怱怱」とも書く。
うひとそう【烏飛兎走】
⇒ とそううひ(兎走烏飛)
うゆうせんせい【烏有先生】
《漢の司馬相如が「子虚賦」の中で、亡是(むぜ)公とともに仮設した人物であるところから》架空の人物。
えぼしおや【烏帽子親】
武家の元服式の際、烏帽子をかぶらせ、烏帽子名をつける人。
からすのしゆう【烏之雌雄】
物事の是非や善悪などがまぎらわしくて、判断しにくいことのたとえ。