いんいんめつめつ【陰陰滅滅】
気分が暗く気の滅入めいるさま。また、暗く陰気で物さびしいさま。気分や雰囲気にいう。▽「陰陰」は薄暗く物さびしい様子。物さびしく陰気な様子。「滅滅」は生気がなくなり暗いさま。
うつうつぼつぼつ【鬱鬱勃勃】
草木がこんもりと茂るさま。また、意気や生気に満ち満ちているさま。
きいんせいどう【気韻生動】
芸術作品に気高い風格や気品が生き生きと表現されていること。また、絵画や他の芸術作品などに、生き生きとした生命感や迫力があり、情趣にあふれていること。▽「気韻」は書画など芸術作品にある気高い趣。気品。「生動」は生き生きとしているさま。また、生き生きとして真に迫ること。中国六朝りくちょう時代、南斉なんせいの人物画の名手謝赫しゃかくが、『古画品録』の中で画の六法の第一に挙げたのに始まるといわれる。
ききみょうみょう【奇奇妙妙】
[名・形動]《「奇妙」のそれぞれの字を重ねて意味を強めた語》きわめて奇妙なこと。また、そのさま。「ここに—の事実ありさ」〈逍遥・当世書生気質〉
きそくえんえん【気息奄奄】
息も絶え絶えで、今にも死にそうなさま。息をする力も弱く、今にも止まりそうな様子。転じて、広く事物などが今にも滅びそうな様子をいう。▽「気息」は呼吸、息づかい。「奄奄」は息が絶え絶えなさま。生気のないさま。「奄」は、おおう、ふさがる意。
けいようここう【形容枯槁】
顔だちがやせ衰えて生気がないさま。やつれること。
こうぼくしかい【槁木死灰】
身も心も生気がまったくなく、何の働きもしないたとえ。無欲で無心なさま。▽「槁木」は枯れ木。からだが枯れ木のように静止して不動なことの形容。「死灰」は燃え尽きて、火の気のない灰。心が火の気のない灰のように無心なことの形容。いずれも生気や活気のないさま。
こじゅせいか【枯樹生華】
非常な困難のさなかに活路を得るたとえ。また、老い衰えた人が生気を取り戻すたとえ。枯れ木に花が咲く意から。もとはこの上ない真心が通じることをたとえたもの。▽「華」は「花」とも書く。「枯樹こじゅ、華はなを生しょうず」と訓読する。
しゅうふうさくばく【秋風索漠】
[ト・タル][文][形動タリ]秋風が吹いて草木が生気を失い、うら寂しくなるさま。また、盛んだった昔の面影もなく、ひっそりとしてわびしいさま。「—として訪れる人もない」
せいきはつらつ【生気溌溂】
生き生きとして、動作や表情に元気のあふれている様子。▽「生気」は生き生きとした様子。「溌溂」は魚の元気よくはねるさまから、動作や表情に元気のあふれているさま。「溂」は「剌」とも書く。