あいきこつりつ【哀毀骨立】
悲しみのあまりやせ細り、骨ばかりになること。父母の死などで非常に悲しむことの形容。▽「哀毀」は悲しみのあまりからだをこわす、また、やせ細る意。「骨立」はやせて骨ばかりになる意。骨だけでからだを支えるほど肉が落ちて、骨と皮ばかりになる意。
こうがんむち【厚顔無恥】
厚かましく、恥知らずなさま。他人の迷惑などかまわずに、自分の都合や思惑だけで行動すること。▽「厚顔」は厚かましいこと。ずうずうしいさま。面の皮が厚いこと。「無恥厚顔むちこうがん」ともいう。
すいもうきゅうし【吹毛求疵】
無理に人の欠点をあばこうとすること。また、人のあらを探そうとして、かえって自分の欠点をさらけだすこと。毛を吹き分けて、隠れた傷を探し出す意から。▽一般に「毛けを吹ふいて疵きずを求もとむ」と訓読を用いる。
せいどんかっぱく【生呑活剥】
他人の詩文などをそっくり盗用すること。また、他人の言葉や考えを鵜呑うのみにして受け売りするだけで、独自性・創造性のないことのたとえ。▽「生呑」は生きたまま丸のみすること。「活剥」は生きたまま皮などを剥はぎとること。「活剥生呑かっぱくせいどん」ともいう。
ひばけいきゅう【肥馬軽裘】
肥えた馬に乗り、軽い皮衣を着ること。昔、中国で富貴の人の装いをいった。
へんりきょうせい【片利共生】
ともに生きていながら、一方は利益を受けるが、他方は利益も害も受けないこと。樹木とその樹皮につく地衣類の関係など。▽「共生」はともに生活すること。また、異種の生物が一緒に生活をすること。「生」は「棲」とも書く。
めんちょうぎゅうひ【面張牛皮】
面の皮の厚いことのたとえ。非常に厚かましいこと。鉄面皮。面に牛皮を張る意から。