ふへいふまん【不平不満】
ある物事や状態に対して、心持ちが穏やかでなく満ち足りないさま。
へいおんぶじ【平穏無事】
変わったこともなく穏やかなさま。▽「平穏」は穏やか、安らかの意。変わった事がない意の「無事」に「平穏」を添えて意味を強調した語。「無事平穏ぶじへいおん」ともいう。
めんりほうしん【綿裏包針】
表面は柔和で穏やかに見えるが、内心はひそかに悪意をもっていることのたとえ。綿の中に針を包み隠している意から。▽「裏」は内側・中の意。「包針」は針を包み隠す意。「針」は言動の中にある、人の心を傷つける気持ち。害意。「綿裏めんりに針はりを包つつむ」と訓読する。
わがんあいご【和顔愛語】
和やかで温和な顔つきや言葉つき。穏やかで、親しみやすい振る舞いのこと。▽「和顔」はやさしげな顔つきのこと。「愛語」は親愛の気持ちがこもった言葉の意。
わきあいあい【和気藹藹】
心と心が通じ合い、和やかな気分が周囲に満ちあふれている様子。▽「和気」は穏やかな気分。「藹藹」は和やかなさま。「藹藹」は「靄靄」とも書く。
わふうけいうん【和風慶雲】
穏やかに吹くそよ風と、吉兆を示すめでたい雲。温厚で徳の備わった人格者を形容した語。本来は孔子の高弟の顔回がんかいを評した語。▽「和」は穏やかなさま、「慶」は吉兆を表す。